30 「わたしはここにいる、あなたはここにいる」~国際カミングアウトデー~

今日の、10/11(月)は、「国際カミングアウトデー」。性的少数者であることを表明(カミングアウト)する人に共感し、応援する日とされています。カミングアウトしている人も、そうでない人も、今日という日に、苦しい気持ちや、好きな人への思い…、〝自分はここにいるよ“、ということを、心の中でもいいから話をして欲しいと思います。

私が自分の性に違和感を感じたのは、既に幼少期の頃からだった。女の子として生まれたものの、男の子と遊ぶことが多く、色は黒や青が好きだったし、女の子が好むものには馴染めない自分がいた。はっきりと性の自覚したのは、中学の頃に同性の同級生に初恋をしたことだった。その後、自身の性に悩み、セクシャルマイノリティであることを隠して、生きて来た。同性には叶わぬ思いを抱き、異性からは女性としての自分を求められる、…そのどちらもできない自分がいた。

今から思えば、私は男性に憧れていた。男性・女性の2つしかないのなら、男性として生まれ、生活した方が生きやすかったとも言える。そして…、男性として女性と恋をしたい自分もいるような気もする。けれど、女性である自分に強烈な違和感があるわけでもまたなく、女性の趣味・思考にも共感できる自分もいる。

恋愛対象は同性ということは認識していたが、自分の性自認が、ずっとよく分からなかった。そんな折に、「Xジェンダー」という言葉を知り、「Xジェンダー=女性でも男性でもない、どちらにもとらわれたくない性」、私はこれに近いかもしれない…と腑に落ちた。

このブログを通して私は自分のこれまでのことを書いています。当事者として、自分の性を自覚した時から、何に悩み苦しみ、何がきっかけで自分を受け入れられるようになったか、そして今・これからどう生きているかを綴っています。そして、今日カミングアウトするならば、私には…、家族がいて娘がいます。自分の本当の気持ちに気づいた今、自由に生きたいというのが本音ではあります。しかしながら、このブログを匿名性を持って運営しているのは、私には置かれている身があり、家族を傷つけてしまうことであろうことから、全てをオープンすることはできない現実があります。

実のところLGBTの当事者の大方が、私と同じような状況であると感じています。もっとも、誰にも言えない、相談できない方もいれば、仮に自分を受け入れることができたとしても、社会的立場や社会の目から、女性・男性という、それぞれのジェンダーを演じて、役割を背負って生きている方がほとんどなのではないかと思います。それが現在の日本でのLGBTの実態でもあります。

LGBTの現状を考えると、インターネットやSNSの普及と共に、昔と比べると、情報や同じ境遇の方とつながることができるようになったものの、まだ、「言える世の中」ではないのが課題でもあります。「国際カミングアウトデー」というけれど、逆の見方をすると、なぜセクシャルマイノリティだけカミングアウトをしなければならないのか?女性が好きである男性が、カミングアウトをする必要がないのに、とも思います。

ただ同じ人間なだけ…、朝起きて、学校や会社に通い、友人がいて、みんなと同じような趣味があり、特別何も変わりなく、同じように日常を過ごしています。将来は、LGBTというその言葉もなくなり、何もカミングアウトをする必要すらなく、性の多様性や個人の人権が守られる、そんな社会になって欲しいと願います。

私は、ブログや自身の活動を通して、<個性を大事に、自分らしく、自由に生きて行くを増やしたい><LGBTが、世の中で身近なものとなり、誰もがありのままに生きられる社会にしたい><性別を越えて人を好きになること、生きることの、素晴らしさを伝えたい>そんなビジョンがあります。

家族や友人、どんなに大切な身近な人であっても、本当のことを明かすことはできない、その孤独や、叶わぬ恋心を抱き、その寂しさや満たされなさと、闘っている多くの当事者がいます。だからこそ私は、苦悩がありながらも、できうることの中で、自分が自分らしく生き抜いていくこと、楽しく人生を送っていくこと、それをこのブログで発信し続け、誰かのためになりたいと思っています。

「国際カミングアウトデー」の今日、あなたはここにいる、そして決してひとりではないこと。そして多くの方に、性の多様性を知っていただくきっかけになって欲しいと思います

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