25 悩んだ経験から得た人生の大事なこと~生きるということ~

前回は、自分が変われたこの1年を改めて振り返ってみました、長く長く悩んでいた当時のこともさかのぼりながら…。そして思うのです、これまで悩み苦しんで来たことは、何のための経験だったのだろうと…。「あなたの人生にとって最も大きな出来事は何だと思いますか?」と聞かれれば、恐らく私は、こう答えると思います、「同性が好きな自分に、長きに渡り悩んだこと」と…。私にとっては、思春期からはじまり、今までの人生の大半の時間をつきまとっていた問題でした。けれど、生まれ与えられたものが、衝撃的であったのならば、それを乗り越えた後に得られたものも、衝撃的だったと思います。

何を得た経験だったのかと思うと、それは、苦しむということをして、そして、だからこそ、人を好きになる素晴らしさを知り、幸せの意味が分かり、そのどちらも、いわば〝生きること”。生きていく苦しみ、そして、生きている喜び…、そんな生きていくということの意味が、分かったというか、分からされたというか。人生の光と闇、表と裏、誰もがみなそうあるように、そんな人生の色彩を重く深く、味わえた経験であったのかな、と思います。

確かに、もし自分が、世間一般のいわゆる普通、異性愛者に生まれたらどうたったのか?こうした自分に生まれなければ、こんなに悩むこともなければ、もっともっと楽な人生を送れていたかもしれない、今頃、好きな人と幸せな人生を送れていたかもしれないと…、そうとも思うわけです。けれど、どうだろう…、もしかしたら、人生の大事なことには気づかなかったかもしれないとも思います。人を思いやる気持ちや、誰かの温かい心、恋をするせつない気持ち、目に見える美しい世界…、こうした心の機微に触れる、美しくて繊細な何かにも、出会うことができた。それは、苦しんだ過去があるから、傷ついた過去があるから。

そして、苦しかったからこそ、雲間から見えた光が、希望に映り、経験は糧となり強さとなり、大きな力を生んでいきます。こうした経験をふまえ、私にも今、これからの人生の希望や、やりたいことのミッションがあります。だから、決して、希望を持ち生きていくことを諦めてはならない、どんなことがあろうとも。いつしかの自分に、今の自分であれば、こう声をかけると思います。生きていれば、確かに辛いことの方が多いのかもしれない、みな…、けれど、だからこそこの世界は美しく、生きていることは素晴らしい。…そう思えた経験だった、決して無駄なんかではなく、苦しまなければ分からなかったことでもあるのだろう。

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