26 好きは生涯あるもの~好きとは何だろう~

誰もが一度は、好きな人をどう忘れようか…?と、失恋から立ち直ろうとしたとき、長い片思いが終わるとき、どうすればと、思い悩んだことがあるだろう。例えばネットで検索してみる…、するとほとんどの人が検索するからだろうか、様々な方法みたいな情報が出て来るけど、見たことのある方は分かるかもしれないけど、あれはどれもこれも、それは分かっているよね、、、ということばかり。例えば、新しい恋をしてみて、とか、打ち込めるものをやってみて、だとか。もちろんそれも1つの方法、けれど、私自身も体験してきて思いますが、結局のところ…、時間しか解決しないのかなとも、思います。もっとも私は、形にならない、せつない恋愛ばかりを体験して来たから、こうした局面が多くあったのだけれど、たくさん経験していたとしても、慣れるなんてことはなく、やっぱり辛く、積み重なっていくほどに、心は折れてしまいそうになります。

好きな人から離れていく…、本当にこればかりは、他の何をどうやっても、寂しさをぬぐうことはできない…。春の海を見ていると、穏やかで、海の青さも夏のような真っ青さがなく薄いブルーであるように…、恋に気持ちが向かなければ心は平穏ではあり、けれど、寂しくもあり…。恋は希望に向けば、ものすごいエネルギーともなるのに、逆ともなれば、どこか元気もないような、そんな恋をしていた季節を懐かしむかのように、春の海を眺めてしまう。忘れなければならないと分かっていても、好きなのだから、心は忘れたくはなく、葛藤する。

〝好き”とは何だろう、いったい何なんだろう…。人は忘れていく生き物で、嫌だったことや、嬉しかったことだって、他のことは忘れていくもの、けれど、好きだけは忘れられない。〝好きとは生涯あるもの”と、教えてもらったことがありました。そう聞いて、あなたはどう思いますか?好きとは、良くも悪くも、本当につきまとってしまう感情、それほど心が大きく揺さぶられる感情であり、人は人生で多くのことを経験するけれども、誰かを好きになることは、人が生きていく上で、最も大きなことかもしれないと、思うのです。この感情だけはどうにもならず、そして忘れないのだから。

私には確かに、決して満たされることのなかった、好き、という記憶がたくさんあります…、これを読んでくださっているあなたも、そうかもしれない。あの頃の曲を聞くと蘇る感情…、恋の始まりは、何かがときめき輝く夏のようで心が躍動し、けれどそれは一瞬のようで…、せつなく恋しく想う長い秋があり、恋が叶わない現実を知る冬、深々と心は冷えていくようで、春、新しい季節と共に、別れを意識する…。そんな恋の記憶というのがあり…、誰にでもありますよね。嬉しかったことも、流した涙も、でもそれは大切な思い出。どんな恋だったとしても、好きだった、心の居場所だった、一生懸命恋をした、生きていた証だった。

だとしたら思うのです、好きな人をどう忘れようか?って、忘れないのかもしれないと。たとえどんな形だとしても、想い続けた恋は、素敵な体験、そしてそんな好きな人と巡り会えたこと自体が、きっと人生の宝物。大切な誰かは、心に居続けるもの、大切に心に刻まれるもの。そんな好きな人への思い、思い出を、手紙に書き小瓶に入れて海に解き放つように、いつかの自分に届けるように、遠く離れた誰かに届けるように…。好きは生涯あるもの、生涯続くもの…。

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