03 自分の性について ~幼少期・思春期~

ここからは、自分の性について、幼少期から感じていたこと、経験したことについて綴っていきます。幼少期・思春期、そして、青年期から現在に至るまで、順を追ってお話していきます。

私は、小さい頃から、女の子なのに、あまり可愛らしいものには興味がなく、どちらかというと、かっこいいもの、男の子が好きなものの方が気に入っていました。おもちゃは男の子が遊んでいるようなものが家には多くありましたし。おままごとをして家の中で遊ぶより、男の子と外で活発に遊ぶ方が性に合ってたというか。今でも思いますが、悩みを知らない、中学生になる前までのこの頃の自分が、一番、自分が自分らしくいれた楽しい時間だったと…思うのです。

中学生になり思春期に突入します。私は小学生の時に受験をし、中高一貫の女子高に入学しました。そしてここからが、私の性に対する悩みのはじまりでした…。当時、同じクラスで初恋(同性)の人ができました。美人で笑顔がさわやかな女性でした。話しかけてもらうだけで嬉しかったし、部活動の後に彼女の姿を探してみたり…特別仲良くはなれなかったけど、遠くからいつも見ているような憧れの存在、それはとても淡い初恋でした。私はその彼女のことが、少なくとも中学時代はずっと好きな人、高校に入っても何か気になる存在の人でした。

初めて体験する誰かを好きになるということ…恋だということを認識するまで、とても戸惑いがありました。自分は同性を好きになっているという「なぜ?どうして?」何か自分を否定するような気持ち…。今でこそLGBTという言葉があり、セクシャルマイノリティが社会に認識されるようになり、情報も、相談できる場所もたくさんありますが、数十年近く前の当時は、それこそネットもない、性について相談できる場所さえない、そんな時代でした。誰にも言えない、家族にも言えない…。ただただ一人苦しくなるだけの毎日でした。「私はなぜこうなんだろう?私はなぜこう生まれてきてしまったんだろう?」思春期の不安定な時期の私には、それは重すぎる悩みでした。そして自分の中で、その悩みを抱えきれずに、「もう消えたい、いなくなりたい…」、そんな風に、当時、死んでしまいたいという思いが頭によぎったのを覚えています。

それからも、20代前半ぐらいまでは、やはり好きになった人は同性(女性)。同じような辛さ、苦しみの連続でした。周りの友達はみな、好きな異性のことだったり、恋話を楽しそうに話している。私にはそれができなかったし、本当はとてもうらやましかった。好きな気持ちを隠し、悟られないように、気づかれないように、常に仮面をかぶってポーカーフェイスを装って…、自分らしさなど到底出すことができなかったのです。そんなこともあって、学生時代は、親友と呼べる友達はできなかった。思い返せば、女子高という環境が、私には正直なところ、同性を好きな自分と嫌でも向き合わなければならない、ある意味、地獄の環境でした…。学生時代は一言で言うなれば、悩み多き時代だったのかなと、思います。

そしてここから、大学・社会人へと少しずつ環境が変わり、新たな出会いが待っていました。

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