19 一歩踏み出す勇気の大切さ~滝沢ななえさんの記事を読んで~

元バレーボール選手で現在トレーナーをされている滝沢ななえさんの、カミングアウトに関する記事(記事・前半)(記事・後半)を、少し前に読みました。セクシャルマイノリティである私自身、当事者として、非常に考えさせられるような内容であり、また、滝沢さんの姿勢に、自分もやれることがあると、勇気をもらったので、記事を読んだ感想を書きたいと思います。

●カミングアウトをするのは個人の自由

記事では、「言えないことが苦しい人と、言わなくてもいい人、いろいろなスタンスがあると思います。言う言わないは個人の自由です」と滝沢さんが答えられている。言ってた方がいいよ、というような力が入ったものでなく、本当にそう…と共感できるものがあった。家族に、友人に、そして社会において、公表して行くということは、やはりとても大きなことではある。どう思われるか、やはり人の捉え方は様々だから、その全ての覚悟が必要ではあります。

考えてみたら人によって抱え方も様々だから、公表して楽になり、生き生きとしている人、逆に、言えなくとも苦にならないというか、必要のない人もいる、それから、言いたくとも立場や環境から言わずにいる人、また誰にも言えず一人苦しんでいる人も…。人それぞれ状況があり、考え方もあるから、言って行くことが決して正解でもなく、本当に個人の自由だと思う。それぞれが、人生において色々な経験をする中で、どう生きて行くかを考えるのだろうと思います。

●自分が一歩踏み出すことで環境を作っていく

「(中略)私が言えるのは、理解してくれる人は思っているよりもきっとたくさんいるということ。言えないことが苦しい、孤独を感じているとか、それによって前向きにプレーできないのであれば自分自身で一歩踏み出すと世界が大きく変わるんじゃないかと思います」と、言えないで苦しんでいる方がいるならば、自分が言うことで、勇気づけられる人がいるということを、滝沢さんは語られている。

日本では海外と比べると、身近で公表している人が少ないというか、まだやはり言えないという風潮や文化があるようにも感じます。それがもっと、セクシャルマイノリティというものが、身近にあるものになれば、もっと自然に受け入れられるものになると思います。例えば、カフェで、男性同士のカップルとその真ん中に赤ちゃんがいる、というような光景も、微笑ましく、受け入れられるような…。

日本でも10人に1人がセクシャルマイノリティだと言われている。そう考えると、私のまわりにも2、3人いてもおかしくはないと思うけれど、まわりに同じ境遇の方はいない…というか、私自身もそうだけど、言えていないだけなのです。だからこそ、滝沢さんのように、「言っていく」ということは大事なことであり、モデルとなり自分らしく生きて行くという人がいて、そしてそれを見て、自分も言って行くのだと、良い循環がつながって行くようになれば、非常に環境も変わって行くものだと思います。

そういう意味で、滝沢さんの行動・考えに、心からの称賛を送りたいし、この記事を読んで、勇気づけられた当事者の方も多いと思います。「滝沢さんが頑張っているなら、私も頑張ろう」と。私自身も、セクシャルマイノリティで悩む方のために、これから何かをやっていきたいと思っている身として、一歩踏み出す勇気の大切さを教えてもらった気がするのです。

●自分らしさとは、覚悟をして生きていくこと

記事の中で、私が最も心に響いた言葉は、インタビューの最後に送られていた「自分らしさとは、覚悟をしてい生きていくこと」という部分。インタビューに対して、滝沢さんは、終始さらっと爽やかに答えているようにも見えますが、最後の言葉に…何か強さを見た感じがしました。アスリートらしいというか、強い意志や覚悟を。きっと色んなこともあり、考え、乗り越え、カミングアウトをされて、今があると…。自分らしくとは、割と、自由にというイメージで、楽観的にも使ってしまう言葉だけど、確かにシビアな側面もあると…考えさせられたとうか。自分らしく生きて行くというのは、自分の感情に素直に生きて行くからこそ、本当に強さも必要。最後に、とても力強いメッセージをもらった感じがしました。

▼滝沢ななえさんのカミングアウトに関する記事はこちら(記事・前半)(記事・後半)
▼滝沢ななえさんのオフィシャルブログはこちら

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